姿勢の話をするとき、まず必要なのは「今どうなっているか」を知ることです。鏡を見ても案外わからないもので、自分の立ち方は自分にとって当たり前になっているからです。
ここでは、スタジオのカウンセリングでも最初にお願いしている、壁を使った確認方法をご紹介します。特別な道具は必要ありません。
壁に背中をつけて立つ
かかとを壁から握りこぶし一つ分ほど離し、お尻・背中・後頭部を壁につけて立ちます。このとき、無理に「良い姿勢」をつくろうとせず、普段どおりに立ってみてください。
見るポイントは3つ
- 後頭部が自然に壁につくか、あごが上がっていないか
- 腰と壁のすきまに、手のひらがどのくらい入るか
- 左右の肩の高さがそろっているか
腰のすきまに手のひらが余裕をもって入る、あるいは手首まで入ってしまう場合、骨盤が前に傾いている傾向があります。いわゆる反り腰と呼ばれる状態に近いかもしれません。
反対に、後頭部を壁につけようとするとあごが上がってしまう場合は、背中が丸まって頭が前に出ている傾向があります。
ここで大切なのは、良い・悪いを判定することではありません。今の自分の「くせ」を知って、動くときの手がかりにすることです。
気づいたあとに、何をするか
チェックの結果を見て「直さなければ」と力を入れて胸を張ると、今度は腰に負担がかかることがあります。姿勢は一箇所だけを動かして整うものではなく、呼吸・骨盤・肩甲骨がつながって決まっていくためです。
スタジオでは、この確認をしたうえで、その方の状態に合わせた動きから始めています。まずは呼吸と骨盤の位置を感じるところからで十分です。
レッスンでのはじめかた
体験レッスンでも、最初にこの姿勢の確認を行います。ご自身では気づきにくい左右差や、日常の動作のくせをお伝えしたうえで、無理のない強度からご案内します。
気になる点があれば、カウンセリングのときに遠慮なくお話しください。




